紙ストローが話題のワケ

少し前に話題になった、ストローをプラスチック製から紙製へ移行するという話。
なぜプラスチック製をやめて紙製にするのか、その背景には地球という世界が抱えるゴミ問題があります。

ゴミの管理が適正に行われていない地域から、ゴミが海に流れ込む問題が世界中で起こっています。
プラスチックは1950年代から大量生産が始まり、現在も多くのプラスチックが海に流れ込んでいます。
プラスチックは微生物に分解されることはないため、ゴミとして長い間、海に存在し続けてしまいます。
2050年には海にあるプラスチックの量が魚の量を超えるとまで言われており、海洋汚染の深刻な問題の一つとなっているのです。

クジラやイルカだけでなく、多くの魚がプラスチックを餌と一緒に捕食してしまったり、ゴミ自体を餌と誤認して飲み込んで死に至るという問題が目立つようになりました。
生態系の中で捕食者だけの数が減りピラミッドバランスが崩れてしまうと、更に深刻な環境問題に発展します。

これ以外にも多くの環境問題が重なり、2018年6月に行われたG7で海洋プラスチック憲章が採択されました。
これは「2030年までにプラスチックのリサイクル率を55%以上、2040年までに100%とする」といった、多くの目標が定められました。
日本とアメリカが合意しなかったことで非難を浴びましたが、日本は「海岸漂着物処理推進法」を改正し独自の方法でプラスチックゴミの対策を講じています。

 

紙ストローの話に戻りますが、この憲章が採択された2018年6月にマクドナルドがプラスチック製のストローを廃止することを表明したことが大きな流れを呼びました。マクドナルドは2025年までに全世界の全店の紙ストロー切り替えを目標としています。
大手コーヒー店のスターバックスは2020年に全世界全店の紙ストロー化を目標としています。

 

海への直接投棄だけでなく、屋外に捨てた小さなゴミは雨風に運ばれやがて川へ、そして川から海へと流れていきます。
小さいからといって決してポイ捨てはしないよう、自分だけでなく周囲を巻き込んで注意しあっていきましょう。

カテゴリー:TOPICS
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