
「ものづくり」と「モノづくり」
製造業に携わっていると「モノづくり」という言葉を耳にする機会が多いと思います。
ひらがなの『もの』とカタカナの『モノ』で微妙に意味が異なります。
■ものづくり
ひらがなの場合は漢字の「物」とイコールです。
生産される形あるもの、つまり製品ですね。商品ではなく製品であるのがポイントです。
見た目の情報そのものを指します。
■モノづくり
カタカナになると「価値」を含めたニュアンスを持ちます。
モノは商品ということですね。「それを使うことでどんなメリットがあるのか」までを内包した言い回しです。
身近なもので考えると次の様に置き換えられます。
□携帯電話
もの:いつでも通話ができる装置
モノ:仕事や生活を豊かにするツール(スマートフォン)
□腕時計
もの:時間を気軽に確認できる装置
モノ:狂わない、防水、かっこよさ、スマートウォッチ
□包丁
もの:食材を切る道具
モノ:鋭い切れ味、軽い、美しさ
全て手作業で作る職人技も、最新鋭の機械で作る製品も、すべては利用者を満足させることに価値を見出し成長しています。
製造業界はアイデア・視点一つで大きい価値を生み出せる素晴らしい世界です。
「モノづくり」のチャンスは目の前に広がっています!
公開日:2019年3月20日