
楽しんだ者が勝つ
「僕らはみんな子ども出身。思い出せ、子どもの自分」というテーマを掲げるこの本ですが、大人になったら、子どものようにできないのもまた事実。
例えば子どもは玄関を開けたら走って公園に行くけど、大人が街を走っていたら、まず、その人は会社に遅刻して走ってる人です(笑)。
理由なしに、むやみに走れないのが大人です。
何もかも子どもに帰ろうというのはムリがあり。
でも、これだけは子どもの頃のことを忘れないでほしいというのをひとつに絞るなら、「楽しむ気持ち」なんです。
大人ははっきり言って深刻過ぎる。
眉間にシワが寄りすぎています(笑)。
ここで友人の話を紹介させてください。
彼が息子さんをスキーに連れて行った時の話です。
彼はスキー場で働いていたこともあるので、どういう練習をすると最短でうまくなるか熟知しています。
そこで、「スキーはこうするとうまくなるんだ」と基本練習させようとすると、7歳の息子さんにこう言われてしまったそう。
「お父さん、まずは、スキーの楽しさを知るのが最初でしょ」
彼はハッとした。
そうだった・・・・。
目的は楽しむことにあるのです。
そして楽しさがわかれば、あとは人は勝手に努力し、工夫します。
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「できないもん勝ちの法則」
ひすいこたろう 著
扶桑社より引用
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公開日:2020年2月26日